【Aぇ! group】グレショー#第10回公演「HAPPY ENDie」⑤

グレショー「HAPPY ENDie」その5 Aぇ! group

2022年2月19日放送分。
第10回公演その5。

【前回までの】
「HAPPY ENDie」①
「HAPPY ENDie」②
「HAPPY ENDie」③
「HAPPY ENDie」④

稽古シーンからだ。
枠を超えていく決意表明としてのパントマイムパフォーマンスの練習。
なんかめっちゃ難しそうなんだけど!?(^▽^;)
ゴム紐使うパフォをすごい面白そうだし見てて気持ちがいいけど、複雑すぎて大変そう。
ゆっくりじっくり見ててもよく分からないのに、これをやりこなすのすごすぎ!😲
そもそも、どう動いたらどうなって~…みたいなのを考えることが出来るというのがすごいよね。

自分しか答えを知らないパフォーマンスだなんて怖いよなぁ、ミスったら終わりというプレッシャーがいつにも増して強そうだ。

持ち前の頭脳で活躍する福本くんすげぇ。
数学が好きだからとはいえ、あの動きを理解していろいろ教えることができるのは流石としか。
そんな福本くんを「国公立だから」「天才」とか言っちゃうこじけん笑
褒めてるのか茶化してるのかよく分からないよね笑、よく言ってるイメージあるけどさ!
言われてやりづらそうな福本くんがとても可愛い。

マッスルメモリーのさのちぇも非常に可愛いよ!
2人の間で「すごいすごい😊」言ってる正門くんも含めて可愛い。
なんて平和な世界。

舞台本番続き。
パフォーマンス色が強いクライマックスとても良い。
5人が斜め一列になるとこは流石のキレイさでしたね。普段からフォーメーションダンスやってるだけあるわって感じがする。
フレーム使った演出も美しいんだよなぁ。何層もある深い世界からジンタが飛び出してこようとする様がより伝わってくるし。

例のゴム紐のパフォーマンス。
思った以上に尺あってちょっとビックリしたけど、完成度高すぎてあっけに取られてる。
何も言葉が出てこない。思わず見入っちゃうな。

ゴム紐の正方形の中に入れ替わり立ち替わりで入ってく5人の動きのスムーズさよ。
吸い込まれてるように見えるからすごい。
瞬時に動きや形が変わっていくのも見事すぎてだな。
一人一人がそこから脱出していく様子もなんだか美しいのよね。

そんでこじけんのパントマイム、なんかめちゃくちゃ好きなんだけど。
全員お上手だなとは思うんだけど、どうにも目が行っちゃうのはこじけん。惹きつけられるわぁ。
力が入ってる時とか食いしばってる時の演技が特に良い。

ジンタ以外の4人が異世界空間に押しとどめられてるところ。
当たり前なのかもしれないけど、ピクリとも動いてなくて凄いなぁと思ってしまう。
そこそこ長い時間固まってるし、棒立ちってわけでもないから大変そうなのに…!
瞬きすらしてないのヤバくないっすかね!?
少なくとも、ジンタのアップになってる時に後ろに映り込んでる最中は全く瞬きがない!
人形の動きが止まったようにしか見えないよ!素晴らしい!!

ジンタだけがこの世界を飛び出すことが出来たというわけね。
執筆者である正門くんと対峙するシーンの緊迫感がとても好み。
ジンタの熱さと執筆者の冷たさがぶつかり合う感じがね、ヒリヒリしますね。
不穏ではあるんだけど、なぜだが心地よさをも感じてしまうんだよなぁ。

執筆者、ジンタがニセ主人公であることを理解してんのか。
書きながらわけわかんなくなっちゃって…みたいなことではないのね(^▽^;)
モトムとユウキが引き裂かれる話なのに、なんでジンタ登場させたのか…?

正門くんの発声が良すぎる。ゾクゾクするや~!
闇抱えてそうな、目に光がない冷めたような、そういう鬱屈とした役がよく似合うなぁ。

男の「人は突然いなくなる」ってのも、ジンタの「作り物くらい幸せにしろよ」ってのも、どっちの言い分もよく分かるだけに難し~~(^▽^;)

ジンタは執筆者の意図に反して勝手に生まれた…?
物語が、登場人物たちが、めっちゃ強い意志を持ってるってことかな?じゃなきゃそんな事態発生しなくね?
本来なら物語にいない人物、だからこそその世界を飛び出すことができて、直談判ができた、とφ(..)

ああ~、そうか。
ジンタは執筆者が押し殺してる本音の象徴的存在というわけね!
本当はモトムとユウキが引き裂かれるストーリーなんぞ書きたくないけど、事情あって書かなきゃいけないその葛藤があって。
表に出すつもりなんてない、抑え込まなきゃいけない思いだから、「お前を生んだ覚えはない」のね。

まぁだから、ある意味ジンタと執筆者は同じ人物、というか表裏一体の存在ってことか。
現実を生きる執筆者と、執筆者の理想形であるジンタ、って感じ。
最後の改稿をジンタがやることで、心の奥底で望んでたストーリーが出来上がるものの、現実世界ではそんなストーリーを求められていないわけだから、結局執筆者は苦しまざるを得ないというね…。なんと苦いお話ですこと。
ジンタという自分の中の理想が暴れちゃってる状況なのかなぁ。
自分の中での葛藤がえげつないんだろうなぁ。切ないなぁ。

それにしても、もんビバの芝居が良い。熱量高くて、感情的で、惹きこまれたよ~!

あぁ、途中で現れた正門くんが言ってた文学的な台詞も、この物語の台詞だったのか。
じゃあ間違いなく文学だったわけですね。

文字が降ってくる演出、めちゃくちゃ好き!!最高なんだけど!!!

自分の手を離れて登場人物たちが好き勝手する様子を見る執筆者よ。
正門くんの複雑な表情がたまらん。

たまに作家さんとか漫画家さんで、ストーリーはこちらが考えずとも登場人物たちが次の展開を導いて教えてくれる、みたいな話を聞いたりするけど、こういうことだったりするのかね?
…ちょっと違うかな??(^▽^;)

ジンタが書き換えた結末を明確に示してないのが良いな。
細かいストーリーがどうなったかはわからないけど、5人がいい顔して勢ぞろいしていることできっとハッピーエンドになったんだろうなぁと思える。
ジンタは自分の存在を物語の中でどう落とし込んだのかだけ気になりますけども(^▽^;)

巣立った物語、登場人物たちを見届けて切なそうにちょっと苦しそうにため息つく執筆者正門にグッと来るぞ。
ジンタたち登場人物はハッピーエンドを迎えたかもしれないけど、きっとそんな展開の話は求められてないであろう彼にとっては、要求通りの作品を作れなかったという点でバッドエンドなんだよな。
しかも、ジンタたちは展開と結末が決まってるその物語の中でだけ生きていけるけど、彼はもっと複雑な出来事やら思惑やらが飛び交い、自分の思ったようにはならない現実世界を生きて行かなくちゃいけないわけだから。
それも、何となくジンタたちのような仲間もいなさそうだから一人でね。

これはなかなか……なかなかに深みとえぐみのある作品だぞ!😲

Aぇさんたちのやり切った表情が力強くて爽やかで良かった。

舞台終了後のコメント。
「台詞もパフォーマンスもあって、今までで一番不安な舞台だった」byこじけん

「見たことないぐらいの熱量の小島くんが見られた。泣きそうになった」by佐野くん

「役の落とし込みに時間かかった分、本番を全力で楽しめた」by末澤くん

大熊さん的には、末澤くんが一番飲み込みが早かったと。
物語の全体像とか繋がりがしっかり分かってる人の質問内容で、説明足りてない部分を補ってたみたい。
なんかすごい想像できる~!末澤くん、じっくり考えるの得意そうだし、ストーリーものの理解早そうな感じするもんな~。
大熊さんから厚い信頼を受けている末澤くんカッコよ~!😊

HAPPY ENDie、めちゃめちゃ良作でした!
パフォーマンスのクオリティ高いし、ストーリーも深みがあって考え甲斐あったし。
配役も一人一人ピッタリだったから違和感なく、というか見たい役が見られた感じ!大満足!
素敵な作品をありがとうございました!!終わっちゃったのが寂しいですわ…( ;∀;)

作風がめっちゃ好みだから、壱劇屋さんの舞台を今度観てみるつもり😊

次回作…
あれ?この演出の方ってもしかして??
笑劇に携わってくれてる方ではないのか???
まさかここで繋がってたとは!!!😲

お笑いがテーマの舞台になるみたいで。
こちらも非常に楽しみですね😊
チラッと流れたリチャ島の漫才シーンからしても期待できるぞ!!

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