【Aぇ! group】グレショー#第16回公演「鬱憤」⑥

グレショー「鬱憤」その6 Aぇ! group

2023年3月4日放送分。
第16回公演「鬱憤」その6。

【前回までの感想】
#第16回公演「鬱憤」①
#第16回公演「鬱憤」②
#第16回公演「鬱憤」③
#第16回公演「鬱憤」④
#第16回公演「鬱憤」⑤

ついに最終話。

村上との電話で、勤務先の書店が潰れることを知る清水。
呆然として勝手に電話切っちゃうのがなんとも清水らしいというか。
まあショックではあるよな…

テーブルに頭もたげて落ち込んでる悠太、いろいろ思うことがありすぎてパンクしちゃってそう。
励ますために「会えなくなるわけじゃない」「ご飯行こう!」っていつものテンションで声かける村上になんか泣けてきちゃうんだよなぁ。
本当に悠太のことが好きで大事に思ってるんだなってのが伝わってくるからかな?

ご飯代出すよ論争めちゃ可愛い。
出すよって言う悠太も、今まで通りもしくはさっき提案された割り勘でいいって言う村上も、お互いを思い合ってていいね。
結局押し切られて村上に御馳走になっちゃってそうな未来が見えるけど。笑

この2人はこれからもずっとこんな関係性で続いてくんだろうね。
愛があっていいな、素敵だな、と思います。

これを機に、悠太はインチキ商品事業をどうするのかが気になりますけど。
このまま続けるのか、改心してまともなもの売り出すのか。
まあこんな近くに見守ってくれる友達いるし、これまで通りにはやらないだろうな。
頑張っておくれ。

いつかの時みたいに電気が消えたお家を見つけても、誰とも話せない共有できない祐理が切ない。
誰とも、っていうか優弥とですね。

佐野くんの歌声が優しい~~!!!
すごい聞き惚れちゃうやつ。
小島くんのピアノの音色も柔らかくて最高。

歌詞の「暇になっちゃった」というのは、村上書店が潰れて職を失った3人の心情だと思ったけど、登場人物全員の心情でもあるのか。
村上は大学辞めたから暇になっちゃったんだろうし、悠太もインチキ商売を辞めたかセーブしたかで今までほどの忙しさじゃなくなっただろうしな。

こじまさやによる演奏に合わせて各々が各々の場所で生活してる様子が演じられてるのがとても良い。
工藤は自宅でも楽しそうにポップ作ってて、本当に本が仕事が好きなんだなぁって感じだし、祐理は優弥に変わらず思いを馳せてて切なさと愛おしさを感じるし、村上と悠太の2人は仲良くじゃれてるのが可愛い。
幼少期、村上が石を叩き割れなかったリベンジを果たそうとしてるのね笑
昔は村上の目に破片が入ったらしいけど、今度は見事に逆!笑

佐野くんの「全部暇つぶしなんだからさ~♪」がすごい沁みる。
歌声自体がってのもあるけど、この作品を通して伝わってくるものが全部詰まってるような感じ。
感染症のせいで行動が制限されたり思うようにいかない日々の中では、何もかもが暇つぶしでしかなくて。
やりたいことをやりたいように出来ないけど、生きるためには何かしなきゃいけないし。
本当にやりたいことからどんどん遠ざかっていく、会いたい人にも思うように会えない、切なさとかやりきれなさがめちゃくちゃ詰まってますね。
現代人がみんな実体験として同じような感覚を持ってるからこそ伝わってくるものがある作品だなと思う。

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清水、陰性だったんだ!そりゃあ良かった。
村上と悠太に言ってた「職場で感染者が出たから検査中」ってのは本当のことだったのね。

実は花岸先生が陽性だったみたいね。大変だな。
でも一応サイン会はできたのか。それが良かったのか悪かったのか…。

「誰が持ち込んだんですか?」って清水が聞いた瞬間の、祐理と工藤の動揺っぷりがあからさまで面白い。
祐理は喋り方に、工藤は貧乏ゆすりに現れるってのがまあ何ともそれっぽい笑

結局、感染するかしないかは運なんですよねホントに…。
しみじみと感じます。

祐理が願ってた健康であることが、書店員3人には図らずも実現してるのね。
清水があれだけ反発してたけど、結局健康体なのが一番なのよ。

「働くの辞めてみる」という工藤に対しての清水の「わあ、応援してます」がめっちゃ適当な感じで笑った。まあそう言うしかないか。
今、私も働くの辞めたい!とめちゃくちゃ思ってるから工藤に共感してしまった笑

でも結局「働こ」に行きつく工藤笑
笑顔で辞めるとか働くかとか言ってるから、メンタルのヤバさが浮き彫りになるやつね。
書店で働けることを願ってます。笑

こっからの清水と祐理の会話がめちゃくちゃに良い~~!
ちゃんと以前の発言を謝る清水、ちゃんとしてて好き。
祐理も清水の考え、発言を多少なり受け入れてあげてるところが好き。

「何が正しいのか考えすぎて疲れた」
これは本当にそうよね。みんなそうだったと思うし、今もそうなんじゃないかなぁ。

優弥からの電話は4回あったけど一度も出られなかったし、留守電もまだ聞けてない祐理。
2年間ずっと悩んでたその気持ちを思うと泣いちゃう。

聞くのが怖くて躊躇ってる祐理に対して「一緒に聞きましょうか?」って言える清水が最高。いい奴だなあ。

「狭いけど入って」って言われて「狭いっすね!」って本当に言っちゃう人はあんまりいないのよ笑
和むわ~笑

いざ留守電聞こうとしても緊張しちゃう祐理がちょっと可愛かったな。
この感じだと一人だったらいつまで経っても聞けてなかっただろうから、清水がいてくれて良かったよね。いいきっかけになった。

留守電の中身、これは泣いちゃう。泣いた。
最初の「もしもし!祐理?何度も電話かけてごめんね」の声の必死さがもうダメよね。
切なさと愛おしさみたいなのが滲んでるし、これが最後のメッセージなんだと思うと込み上げてくるものが多い。

カレーパンの話かぁ。
いつも通りの話題なのがグッとくるポイント。
「ご飯食べて元気でいてほしい」もそう。
日常が一番幸せなんだよね。

星の話も回収された。
優弥が「星の立場から言わせてもらうと」って言ってるのがツラいね。自覚しちゃってるのがね。
「今発してる言葉が未来の祐理に届いてると思うと安心する」
これ、めちゃくちゃ素敵な台詞。
ラグが良い方向に作用することを教えてくれる例というか。
この台詞を言う優弥、聞く祐理、それぞれの気持ちを思うとたまらない気持ちです。

「何言いたいのか分かるけど、何言ってるのか全然分からない」
祐理がいつも言ってたこの言葉がまた聞けてなんだか嬉しくなった。
目が潤んでるのを見るとこちらまでウルウルしてしまう~~

留守電聞き始めた辺りから、照明が落ちて幻想的なライティングになってるのも良かったなぁ。
2人の可愛いピュアな関係性も出てるし、この先祐理が優弥との思い出を綺麗な形のまま残していけることの表現にもなってたりするのかなぁなんて邪推してみたり。

優弥の訴えが終始切実だったけど、愛情感じたし優弥の優しい人柄も感じたしで、とにかく最高でしたね。
佐野くんの演技が素晴らしい。最後まで可愛くて思いやりのある優弥だったなぁ😭

ここで一話の歌!
末澤さんの「留守電聞いたよ」のポツリポツリとした歌い方がやっぱり大好き。
祐理の心情ともめちゃくちゃ合ってるしなぁ。
このタイミングで聞くこの曲はズルいわ。泣くもん。

歌いながらのご挨拶!新鮮!!
世界観がまったく壊れなくて良いですね。

最後捌けていくとき、優弥と祐理が笑い合って肩叩いたりしてるの見ると号泣してしまう。
2人の幸せな姿が見られたようでとても良かった。

これにて鬱憤終了。
めちゃくちゃ素敵な作品だったなぁ。
6人それぞれの人生を一部ではあるものの見届けることができて良かったなという気持ちになった。
各々大変な事態が起こってるけど、折り合いつけて区切りつけて、前を向いて行こうとしてるところに心が温かくなった。
出てくる人みんな思いやりの人だったってのもあると思うけど。

手放しにハッピーとは言えない状況かもしれないけど、人の温かさ優しさに触れて前を向けるようになる、っていうのは現実ともリンクしてるし。
いろいろ考えることや込み上げてくるものがありましたね。

こんな優しくて穏やかで丁寧な作品を観られて良かった。大満足です。

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終演後。
本番始まってすぐ世界観にのめりこめた。優弥の声聞いた瞬間、本当に2年ぶりだと思って優弥の顔見たら泣いちゃった。byリチャくん

今までのグレショーで一番緊張したかも。世界観を再現することやサブテキストが難しかった。by佐野くん

言葉にしてない部分の重みが一番あるくさまさやペアについて、演技が本番できっちり出てて嬉しかったという藤井さん。
前回の稽古でやったものの上に積み上がっていく安心感があって、優弥のラストシーンにも繋がっていたのでは、とのことで。
丁寧な積み重ねがあのお芝居になったのだと思うとグッとくるね。

佐野くんによる優弥の留守番電話の稽古場面。
あの「安心する」って言葉、私が感じた以上に強い意味を持ってたんだなぁ。
佐野くんもこの部分には力を入れて稽古していたようで。

「何年先も聞くかもしれない留守電で、祐理をその都度励ます言葉になる」
「自分が見られない今後の祐理の人生何十年分すべてを支えてあげる」
藤井さんのこの解説を聞いただけで泣けてくるんですけど。
確かにその通りだよなぁと思うし、こんなにも力になる言葉をもらえた祐理は幸せ者だし、そんな言葉を残してあげられる優弥は本当に優しい良い子だなぁと。
本番を思い出してはまた泣いています😭

ピアノは緊張したけど、途中からみんなを見ながらできていろんな場所で起こるストーリーを楽しめた。by小島くん

藤井さんも音の質感で周りを見ながら弾いているのが伝わっていたみたい。
そこでみんなをしっかり見てる良いリーダーなんだなと思ったと言われる小島くんウケる。
いやでも本当に、こじけんは周りが見える良きリーダーなんですよね!

Aぇさんたちが藤井さんにちゃんと俳優として評価してもらえてて嬉しいな。
同世代とのお仕事ってやっぱり緊張するものなんですね。

素敵な作品をありがとうございました。
3本の指に入るくらい好きな作品になったぞ!!
 
 
大晴くんへの誕生日サプライズ!
村上の退学届を見ちゃったところでね、なるほどなるほど笑
なかなか手が込んでますねぇ😊

紙を開いた瞬間「ん?」って感じで顔近づけて凝視しちゃってる大晴くんが可愛い。

本当にしっかり「生誕祝」として作られてて凄いね!
こうして形に残るサプライズもアリだよな~。大晴くん嬉しいだろうね。

22歳なのか23歳なのかよくわからなくなってる大晴くん可愛いし、何も疑問に思わず22歳だと信じちゃう末澤くんも可愛い。
間違えちゃう感覚は分かるけどね!笑

自分が頑張ったことを全部Aぇ! groupに還元できるようにしたい、という抱負。
素晴らしいですね!応援してますよ~!
 
 
次回からはついにガチネバ!!
観に行けてないし、雑誌のレポなんかも全然目を通せてないから、めちゃくちゃ楽しみだ!

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