【森田剛】『DEATH DAYS』感想

森田剛主演『DEATH DAYS』感想 森田剛

剛くん主演の短編映画『DEATH DAYS』全3話。

YouTubeで無料公開してくれるその心意気に惚れたし、3日間同じ時間に更新してくれるってのがワクワク感あって嬉しい😊

やっとこさ公開スタートの12/29を迎えたので、各話の感想を。

【12/29公開 第1話】

- YouTube
YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。

思っていたより好みの世界観かも!
Twitterで事前にアップしてくれていたお写真のテイストを見た感じ、ちょっと苦手な雰囲気かもな~💦なんて思ってたから、想像以上に見やすくて歓喜(/・ω・)/

剛くん、金髪似合いすぎ!!😊
チャラい感じ?くすぶってる感じ?を纏ってるのも、それが似合うのも、実に森田剛って感じだ!!

ナレーションの剛くんの声が素晴らしい👏
すごい聞き取りやすいし、淡々としているようで何か含みのある感じがして。
物語に引き込まれる大きな要素の一つですね。

あらすじだけ聞いた感じだと、わりかし面白そうだな~と思ってて。
期待しながら見てたんですが、期待を裏切られずに済みました😊
めちゃくちゃ面白いぞコレ!!(((o(*゚▽゚*)o)))

特報でも使われていたテーマソング的な音楽、あれがなんかすごい印象的なんだよなぁ。
デスデイという言葉とミスマッチすぎるあの陽気さが、逆に不穏さを煽ってくるのよね。心がザワザワする。
…この感じ、嫌いじゃないです笑。

「フォークでもペンでも何でも、人は簡単に死ねるよ」みたいな台詞聞いた瞬間、ヒメアノ~ルでペンを首にぶっ刺すシーンを思い出してしまって、ちょっとだけぞわっとしました…笑

「デスデイズ」、「デスデイ」の複数形という意味だけじゃなくて、ほぼ架空同然のバンド名でもあったのか…笑
CDTVのとこはかなり笑った。めっちゃパロってるのウケる。20歳の若者感あるね~( ̄ー ̄)ニヤリ

まさかお芝居の中で剛くんの歌声が聴けるとは…!( ;∀;)
こんなに早く剛くんの歌が聴けるなんて思ってなかったから、けっこう嬉しいぞ!!😊

それにしても「死んでない~♪」がすごい耳に残るなぁ笑

お仲間さんが先に最後のデスデイ迎えちゃうのね…
何ともキツイ展開ですな…(^▽^;)

命日が分かっているからこそより浮き彫りになる
「人生何が起きるか分からない」
「死んだらどうなるのか」
「どうせ死ぬんだから楽しいことやった方がいい」
「現実はイメージ通りにうまくはいかない」
などなどの事柄…。

なんか刺さるよなー。考えさせられるというか。
なんだろう、劇的に話が展開した感じでもないのに、メッセージ性が強いんだよなぁ!

何が起きるか分からないとか、どうせ死ぬんだから…とかは割と日頃から考えてはいるんだけど、より強く、深く、考えてしまうというか考えたくなる感じ。

たった13分だけなのに、人生の儚さ、切なさ、一瞬の煌めきみたいなものが詰め込まれてるように感じた。

っていうか、これ本当に13分??
体感30分くらいあった感じなんだけど??
内容濃密すぎません??最高なんですが!!👏👏👏

正直ここまで引き込まれるとは思ってなかったから、ある意味嬉しい裏切りかな?笑
思ったよりちゃんと”映画”になってて、本当にYouTube公開で良いんですか?って感じ(^▽^;)笑
人の目に触れやすいという観点からは大正解だと思いますけどね!!私も人に勧めやすいし!!

ちょっとチープな感じの映像の質感も、この作品の味わいになってるよね!たぶん!
嫌いじゃないなぁ、こういう作品( ̄ー ̄)ニヤリ

ここから、どう話が展開していくのか、全然想像がつかないから楽しみだ!
1話のラストでは、剛くんスーツ着てたけど、あの20歳のデスデイからどれだけ経ったんだろう?
きちっと就職して働いてるのかね??人生観に何か変化は起きてるんだろうか??

…う~ん、なんかいろいろ気になるなぁ!(((o(*゚▽゚*)o)))

【12/30公開 第2話】

- YouTube
YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。

10年後、30歳のデスデイのお話ね。

部屋に引きこもって脱力してる感じが様になる剛くん…!

今回もまた、ところどころに小ネタが挟まっててクスッと出来つつ、いろいろと考えさせられる台詞が多いね。

一番聴いた曲が街中走り回ってる広告トラックの曲って話、嘘だろ?笑と思いつつ、実際自分もそうかもしれないなー、無意識のうちにめちゃくちゃ聴いてて馴染みある曲とかありそうだなー、なんて(^▽^;)笑

お喋りはボウリングじゃなくて卓球、これも本当その通りなんだけどさ。
自分が普段ボウリングのピンの方に徹してしまう癖があるから、なんかすごい刺さってしまった。
というか、反省の気持ち…(^▽^;)

心がまるで子供の歯。この表現好きだなぁ。
不安定な心の状態を示すのにピッタリ。

特に「デスデイ」当日、今日を生き延びられるのかどうかと将来のことを考えて不安定になってる精神状態に対して使うのは、非常に的を射ている気がする。
乳歯には永久歯に生まれ変わるという「先」が、「将来」が、あるからねぇ。

「よし!デスデイ過ぎたし、本日の引きこもりは解除です」「窓開けまーす」のとこ、めちゃくちゃ剛くんの喋り方って感じがしてフフフ😊となってしまったよ…笑

何をどうしたってナーバスになってしまうデスデイ。
この日をどう過ごし、どう乗り切るか、みんな試行錯誤してるんだなあ。
だからこそ、仲間内で楽しいしたり、プロポーズしたり、結婚記念日にしてみたり…。

意識的に楽しいこと、嬉しいことをやろう!となれるのは良い事なのかもしれないけどさ。
それすらも「デスデイ」によって操られてる感じがして、ちょっと怖いよねぇ…(^▽^;)

死ぬことを回避するため、恐怖を軽減させるために取った行動が結局死につながっちゃうわけだからさ、自分の行動とか思考すらもすべて読まれてるのかぁ…自分で選んだと思った振る舞いが何から何まであらかじめ決められてたものなのかなぁ…って思っちゃう💦

結婚式の料理の話と、デスデイを宣告されてる彼ら。両者はたぶんイコールのものなのよね。
料理も彼らも、明確に運命が決まってるのにそれに対してなすすべがないというか。

剛くん演じるあの彼も、意識的にか無意識にかは分からないけど、絶対に捨てられてしまうあの料理及び作ってるシェフと、自分の人生とを重ね合わせてるんだろうなと。
だからこそ、あんなに激しく感情をあらわにしてるんだよねきっと…😢

幸せ過ぎると反動来そうで怖いって感覚、めっちゃ分かる!!!!ってなった笑
絶対その後何かあるって思うよね、そうじゃないと釣り合いが取れなさすぎる。

だから、あの彼女も絶対危ない!と思ったら…
やはりね…( ;∀;)

せっかく幸せで上塗りできたと思ったデスデイ。
最後の数分であっけなく死に至るこの感じ、めちゃくちゃえぐいな…💦辛すぎるって😢

でもね、デスデイが分かってたからこそ一番一緒にいたい人と一緒にいられる、ってのは本当その通りだなぁと。
残された方はたまったもんじゃないけどさ💦

よく「今日が地球最後の日だったら何をしたいか?」みたいな話したりするけど、「デスデイ」がまさにこれに当たるのよね。

最後の日に誰と一緒に過ごしたいか、何をしたいのか、それを自分で選択できるってのは死ぬ日が分かるデスデイ制度の唯一の良いところなのかもしれない…?🤔
年に一回、自分が心の底からやりたいことを見直せて実行できるってのは、悪い事ではないもんね。

考えさせられるな~ホントに。
私たちは死ぬタイミングが分からないからこそ、毎日毎回、会う人やることに対して、できるだけ悔いなく振る舞えるようにしないといけないなぁ、と思わされた感じ。

次回の最終話、仲間も最愛の人も失った彼がどうしているのか、どういう最期を迎えるのか(はたまた迎えないのか)、展開が楽しみですねぇ!

【12/31公開 最終話】

YouTube
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有

ついに?あっという間に?最終回。
先に全て観終えた感想を述べると…
 
 
 
してやられた!!💦笑
見事に騙されたわ~~!笑

オチとしてはありがちなパターンだけど、この作品に関しては全くその可能性を考えてなかったわ…(^▽^;)笑

綺麗に騙されまして、逆に清々しいです😊
 
 
…てなわけで、作品観ながらの感想を。

今回のお話は、奥様が亡くなった後の描写みたいね。

完全にやつれてしまったなぁ彼は。
まあ、目の前で死なれちゃあそうなるよなぁ。しかもあと数分でデスデイ終了だったのにね( ;∀;)

う~ん、そうか…。
デスデイが分かってると、どれだけ自殺したくてもデスデイ当日じゃなければ、ましてや該当年でなければ、絶対に死ねないのね…。
これは状況によってはなかなかキツイやつじゃん💦

まさか、あれだけ嫌だったデスデイを待ち遠しく感じることになるとはって感じ( ;∀;)

ところで。
作品とはいえ、好きな人が死のうとしてるのを見るのはちょっとしんどいね(^▽^;)
誰かを殺す側、殺される側よりもしんどい、ということに気が付きました…。

あと!結局くしゃくしゃに丸めて捨ててた遺書。
「いしょ」の漢字が、本来の「遺書」ではなくて「遣書」って書いてたのは意図的なやつ??
最初観た時は気づかなくて、ただただ違和感だけ覚えてたんだけど…。
意味があるとするなら、どういう意味があるんだろう??ちょっと読めないなぁ(^▽^;)

デスデイ当日。
一酸化炭素中毒を狙うのね。
あれだけ死にたがってた割には、面倒な手段取るんだ😲
ガムテープ貼ったりすんの、けっこう大変じゃない??そういうものなのかな??

回想シーン。
子供の頃の自分に「大事な人が死んでも何も出来ないね」って言われるの、めちゃくちゃきっつ…と思ったけど、それが「だからただ生きろ」に繋がってくるのが凄い。なんかガツンと来たな。

生きることに意味はないからただ生きるってのは考えたことあるけど、子供の頃はただ生きていたって部分にはあまり思い至ってなかったな~今まで。
ちょっとハッとさせられた感じ。確かに、「生きる」ってことに関して何かを考えるなんてことしてなかったもんね~。

大人になると、いろいろ考え過ぎちゃうとこあるんだよね~きっと。
同日に亡くなったお仲間さんも言うように「死ぬときは死ぬ、死なないときは死なない」、これに尽きるんだよ。
なのに複雑に考えちゃうから、それが自分自身を締め付けて、生き辛くしちゃうんだよね🤔

デスデイが分かってることによってそれを実感するという、なんとも皮肉(?)な話だ…!

「死んだらほぐし水になる」ってなんかいいよな~!
良き表現なんだよね~、なぜだかスッと馴染む感じがする😊
キャッチャーなのかな??笑

ああ、そうじゃん。思い出の曲。あるじゃん!( ;∀;)
なんか涙出ちゃった、ここで( ;∀;)
過去のアレコレがこうやっていろいろと回収いくのね~!!

死ぬつもりでいた夢枕に仲間たちが現れて、結局死を逃れる展開アツいな!
自ら死のうとするのは良くないよ、ということなのかな…?

何にせよ、正気に戻ってそばをまずいと思えたということに一安心😊

その後、40歳のデスデイを迎えるまで生きられたのね~(/・ω・)/
結婚もしたみたいで…!

作家さんにでもなったのかな~なんて思ったら!!

「紀子が死んで10年」「フィクションじゃないの?」
「デスデイ連載好評で」「もし今日が本当にデスデイだったら」

このあたりのやりとりですべてを理解してしまった瞬間、めちゃくちゃゾッとしたわ!!😲
冒頭でも書いたけど、あ~やられた!!って感じ笑
完全にデスデイ制度の世界のお話だとばかり思ってしまってたからなぁ(^▽^;)笑

「死ぬことを意識すればするほど、生きている一瞬一瞬が輝く」

…なるほどね。これが言いたかった作品なのか。
なかなか説得力ありますなあ🤔

確かに、普段なぜだか”死なない”って思いこんじゃってる節あるもんねぇ(^▽^;)
でも、意識せず暮らしてるくだらないその日常こそ大切。
死ぬからって何か特別なことをするんじゃなく、普段通りでいられることが幸せ、ってことなのかなあ…?

死生観について、なんだかいろいろと考えさせられるねぇ🤔

すりガラスのカット、紀子さんの件があるからちょっと怖かったぞ…!💦
編集者?の女性の方が死んじゃうんじゃないかと…

なんて思ったら、直後に剛くんがライターで火つけたから爆発する!?って焦ったし💦
コンビニ行くために外出ようとするし、12月31日終了間際だしさあ!!💦
あんまりビビらせないで…!笑

エンディングがとても良い!
なんか解放感があるよ!(((o(*゚▽゚*)o)))

この作品の全てが、エンディング曲「DEATH DAYS」に詰まってた気がする。
歌詞が作品の全てを表してる感じよね!!

心地よいずっしり感を味わえる良作だったなぁ(*´▽`*)
 
 
 
この作品観て思ったこと。
まず一つは、デスデイは確実にあるよねってこと。
もちろん本人がそれを知ってるなんてことはないけど、たぶん運命が生まれた瞬間に決まってるんだと思う。

もう一つは、「死んでない」ことが全てってこと。
デスデイはあるんだろうけど、今日その日死んでないんだからそれで良いんじゃない?あんまり深く考えずにいればいいじゃん!って感じなのでは??と思った。

途中でも書いた気がするけど、生きること死ぬことに関して、考えることはあってもいいけど考えすぎて思い詰める必要はないよって言われたような気がしたんだよねぇ。

生きる意味なんて特別ないし、死ぬときはあっさり死ぬし、その時その瞬間を死なずに生きているんだったら、その時間を楽しんでおけばいいでしょ!って感じなのかなぁ…。

だんだん何言ってるか分からなくなってきたけど(^▽^;)

的確な表現が難しいんだよなぁ💦
ま、とりあえず
「今日も死んでなくておめでとう」
これを毎日繰り返してれば、良い日常が過ごせそうな気がして来ました笑

ある意味毎日が記念日みたいなもんだし、実際マジでいつ死ぬか分からないわけだし、
このマインドは常に持っておこうかな~と思いました!

剛くん独立後、一発目の作品がこんなに良い物だとは…!
素敵な作品を作ってくれて、出会わせてくれて、感謝しかないです👏

あとさ。剛くんの演技だけじゃなくて、歌まで聴けたのが何よりのサプライズ!!
軽く踊ってもくれてたしね!(/・ω・)/

今後も、歌とダンスを捨てずにいてくれたら嬉しいなぁと思いました😊

とにかく『DEATH DAYS』、楽しかった!面白かった!
こういう考え甲斐のある作品好きだし、思ったより見やすいテイストだったし、好みの作品の一つになったかも…!

タイトルとURLをコピーしました